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Spin Mayumura
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ドメールラビ
DOMERLABBY
かつて人魚の少女は陸の青年と恋に落ちた。
種族を超えた愛を讃え、記念碑が建てられたのだ。しかしそれは白兎の耳の生えた陸の者だけの美談のようで、このエリアの大半を占める海に住む人魚たちは恥さらしの像として忌み嫌い、陸と対立していたという歴史がある。今は徐々に和解しつつあるようだが…
とにかくこのエリアの者に共通する性格として遅刻癖がかなり激しく、時間通りの営業を期待すると痛い目を見るので要注意。
至る所に時計が設置されているのだが、誰も時間を守れないため一体何のために存在しているのか謎である。
人魚たちは海から出ることはできないが下半身が浸かっていれば問題ないそうで、随所にある時計を開けて好きな場所へワープし、陸の世界を楽しんでいるようである。

Sea Shh Weed
ドメールラビエリアの海の中に生えている、シーシーウィード。
真珠のような輝きの泡が咲き、この泡を口にすればたちまち不老長寿となると言われている。
しかし砂糖菓子のような柔らかい香りは水中毒蛇を誘い込み、人が摘む前に泡を全て食べきってしまうため、まだ誰も口にしたことがない。

Warp Watch
人魚のエリアにのみ存在するワープウォッチ。
陸に上がれない人魚のための時計で、番地番号を時計の針を回して入力し、海の中から外側に扉を開けると、海の水はこぼれずに時計内に留まる。これにより海の中のものを陸にデリバリーできる。陸の者が海へ接続することはできない。
基本的にワープウォッチの位置は固定だが、美術館などが提供するワープウォッチを使えば、決められた範囲内(美術館内など)でワープウォッチごと自由に動き回れる。
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