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学使い、魔法使い、超能力使いの3つの世界は繋がり共鳴しています。

我々科学使いが魔法や超能力を万能だと憧れるように、魔法使いは科学や超能力を、超能力使いは科学や魔法を万能なものだと思いまた憧れを抱いています。

しかし科学にはまだまだ未知なる領域が存在し、時間をかけて発展してきたように、魔法や超能力もそれらを使う者たちにとっては我々が思うほど便利なものではなく、科学同様、発展する中でその進化に驚き感動し、一方で戸惑い反発しながら​今日まで

成長してきました。我々の生活の一部になっている科学が、彼らにとってはそれが魔法や超能力であったというだけなのです。

科学と魔法と超能力の世界は多くの人間が知らないところで繋がっており、たまに説明のつかない不可思議な事象が起こった時などは大抵が他の世界の影響によるものと考えて良いでしょう。

 林檎の神様がお月様の鏡を割ってしまったことでできた鏡の破片の国・ミラードナディアは魔法使いの国です。どこか科学使いの世界を映しているようですが、鏡に映る姿が左右反転するように、彼らの世界も同じようでちぐはぐです。

体に流れる血液は緑色。白は純白ではなく悪の色。黒こそ穢れのない色とされており、実際この国の天使は黒、悪魔は白い色をしています。(しかし我々が黒をクールな色だと思うように、魔法使いたちも白はクールな色として生活の中で好まれているようです。)

 この魔法使いの世界は総じてシナン(我々でいう女性のこと)が強い力を持っていたという歴史がありました。それにより、ナジュ(我々でいう男性のこと)はあまり良い待遇を受けられず、ミラードナディアでも現在に至るまで重要な役職に就くのはシナンの方が多いという問題があります。

また人間ではなく動物の血が混じっていたり、死体を繋いで体が作られる種族への酷い差別の歴史があったことも間違いありません。

それ以外にも、純粋な魔法使いではなく家系に科学使いや超能力使いの血が混じっているという理由で良い扱いを受けてこなかった人々も存在し、根深い意識の中で闘いながら世界は少しずつ変わろうとしています。

この世界について

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